2015-07-20 下鴨神社の「御手洗(みたらし)祭」レポートです!
京都の高野川と加茂川が合流して北から南へとはしる鴨川。
この二つの流れが出会う三角地帯には森が広がっています。
「糺(ただす)の森」です。
東京ドーム3倍の面積を有します。
この森を抜けた先に下鴨神社が待っています。
世界遺産にもなっている格式の高い神社です。
その時に3本足の大きなカラスが現れて道案内をしたことで勝利に導いた。
このカラスがサッカー日本代表のエンブレムにも使われている「八咫烏(ヤタガラス)」です。
このヤタガラスに化身したのが下鴨神社の祭神である「加茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)」です。
この境内に「水」にまつわる社があります。
「井上社(御手洗社)」です。
この社の下に井戸があり、社のまわりが水たまりになっています。
この井戸からわき上がる水が境内を流れ、鴨川へとつながっているそうです。
不思議なことですが、毎年土用の丑の日にこの水の量が増えるんです。
ひざ下ぐらいまで増えます。
また、土用の丑の日はもっとも暑い日とされていることから、下鴨神社の夏の風物詩である「御手洗(みたらし)祭」催されます。
人々はロウソクを手に増水した御手洗池を進み、これを神前に供えます。
願うのは1年の無病息災だそうです。
今年は7月19日(日)から26日(日)まで開催されていましたので、行ってきました。
まず靴を脱いで素足になります。
ちゃんと靴入れ用のナイロン袋が用意されています。
すのこを歩いて入口で300円支払い、ロウソクを受取ります。
そして、スロープを下って、御手洗池へ入ります。
井戸の水だけあって、ひんやりとしており気持ちいいです。
途中、ロウソクに火をともして、先にある神前に供えます。
御手洗池はほんの数十メートルほどしかないので、あっという間に終わります。
でも、足下から納涼できた感じです。
御手洗池から上がって、靴を履いたら、お清めの水が供されています。
ちょうど喉が渇いていたので、一杯いただきました。
水のありがたみを実感しました。
7月26日まで開催されているので、ご興味のある方は行かれてはどうでしょうか。
大きな駐車場があるので、車で行っても大丈夫だと思います。
ではでは、