2015-12-05 「オー・ブラザー」に登場する人物と使われている曲がカッコイイ!

「オー・ブラザー」はギリシアの叙事詩オデュッセイア」を現代に(といっても1937年ですが)舞台を移して製作された映画で、脱獄囚3人が、若き日のジョージ・クルーニー演じるエヴェレットが捕まる前に埋めた宝を掘り起こしにいく珍道中です。

ご紹介しましょう。

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★★★

この映画の面白いところは2つ。

ひとつは脱獄した3人が出会う人たち。 トロッコに乗った盲人(この盲人がいい言葉を言うんですよ) ライフルをぶっ放す子供 白装束の宗派の人たち ヒッチハイクをするギタリスト 妖艶な3人の美女 ・・・などなど それぞれが印象深くいい味を出しているんですよね。

そしてもうひとつが音楽です。 作中でブルース、カントリー、ゴスペルなどアメリカの古き良き時代を彷彿させるいい楽曲が流れます。「ブルース・ブラザース」を思い出させます。 中でも特にカッコいいのがエヴェレット(ジョージ・クルーニー)が歌う「Man of Constant Sorrow」です。 ブルース調でとくにギターがカッチョいいです。

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この映画のサウンドトラックが大ヒットしたのもうなずけます。

悪者とヒーローなど白黒をはっきりつける内容が多い印象があるアメリカ映画のなかでは珍しく、答えがない展開です。 でもそれが面白い。 個人的にはデルマー役のティム・ブレイク・ネルソンにお気に入りでした。

Information

公 開:2001年10月 製作国:アメリカ合衆国、イギリス、フランス 配 給:タッチストーン・ピクチャーズ 監 督:ジョエル・コーエン

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