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2015-08-16 【書評】本を書いてみたいと思っている人が最初に読むべき本! 吉田浩著「本を出したい人の教科書」

本を出版するための工程がすべて網羅されている

巷には本を書きたいと思っている方は多いと思います。

でも、本ってどうしたら出すことができるのでしょうか。

その疑問に対する解決の道筋をつけてくれるのが本書です。

本を世に送り出すまでの全工程とその手順を手に入れることができるからです。

本を出すための過程は大きく3工程あります。

  1. 「出版企画書」の作成
  2. 「企画書」の売り込み
  3. 原稿執筆

この3工程すべてに、そのノウハウが凝縮されています。

特に注目は、「1.「出版企画書」の作成」です。

「3.原稿執筆(文章の書き方)」を指南している書籍は数多ありますが、出版企画書に関するノウハウが紹介されている本は数少ないと思います。

この出版企画書のところだけでも十分に価値がありです。

企画書作りのルールがわかるぞ!

ビギナーは、当然、出版企画書って書いたことがないので、何を書けばいいのはわかりません。

でもご安心ください。本書では「黄金の企画書」なる出版企画書のサンプルが紹介されています。

大手出版社の編集長が「最近みな同じ企画書」だと内容を見たら、この「黄金の企画書」で書かれていたというほど完成度の高いサンプルです。

さらに「企画意図」を書けと言われれば、ボクのような素人は「なぜこの本を出したいと思ったのか」を書けばいいと思ってしまいます(現にそう思っていました)。

でも出版社からすれば、著者の意図は二の次、三の次です。

出版社にとって大切なことは、「なぜこの本が売れるか」ということです。

それがわかることが「企画意図」です。

このように単なる本(文章)の書き方だけでなく、「本を出す」ということに主眼を置いて、微に入り細にわたりノウハウが開陳されているのが本書です。

ボクのように本を出してみたいと夢見る方へおすすめです。

Information

著者:吉田浩(出版プロデューサー、童話作家) 2014年4月10日 第1刷発行 発行者:鈴木哲 発行所:株式会社講談社 装幀:重原隆 目次 ・第1章 「いい本」とは何か?〜「いい本」はあなたの人生を豊かにしてくれる〜 ・第2章 テーマとUSPの発見〜誰でも人生のテーマを持っている〜 ・第3章 本を書く準備、ネタ集め〜なぜ、本を出せる人と出せない人がいるのか?〜 ・第4章 間違いだらけの本作り〜9割の作家が間違った本作りをしている〜 ・第5章 企画書作りのルール〜知っているようで意外と知らない企画書の書き方〜 ・第6章 文書テクニック〜文章は「名文」ではなく「明文」で書く〜 ・第7章 ベストセラーの分析〜ベストセラーは狙って作れるのか?〜 ・第8章 夢をあきらめない、書き続ける〜「いい本」を出してからが作家人生のスタート〜