2015-07-24 【ブラ旅】安藤忠雄設計の六甲の集合住宅へ
兵庫県の西宮で仕事が終わり、夜の三ノ宮でのアポイントまで4時間ほど空き時間ができました。
こういう時の空き時間はいいですね。
何かプレゼントをしてもらったような感じです。
さてさて何をするか。
どこかのカフェで美味しいコーヒーでも飲みながら読みかけの小説の続きを読むか。
それとも三ノ宮まで行って、映画でも見るか。
異人館あたりをブラブラとするか。
阪急「西宮北口駅」であれやこれやと考えていました。
そして、ふと「安藤忠雄が設計した六甲の集合住宅を見てみたい」と思いつきました。
ということで、まったく思いつきの行き当たりばったりの行動ですが、行ってきました。
★★★
阪急「西宮北口駅」から六甲の集合住宅の最寄駅である阪急「六甲駅」までほんの15分ほどで到着しました。
Google Mapで「六甲の集合住宅」までのおおよその道順を頭に入れてウォーキング開始!
と思ったんですが、いきなりの坂道
ふと駅前を見ると、バスもあるいし、タクシーもあるではありませんか。
一瞬「タクで行っちゃうか」とも思ったんですが、いやいやこれは「ブラ旅」ですやん、ブラブラと歩かないと「ブラ旅」になりません。
そう思い直して、歩き出しました(これが後に後悔することになるとは)。
いざ、ウォーキング開始!
坂道をテクテクと歩き出すと、ハイソな地域だけあって雰囲気がいいですね。
ケーブル駅も近くにあるようで、次の機会に乗ってみようと思います。
どこか控えめで上品なお店がいくつもあります。
「六甲駅」から10分ほど歩くと、住宅街に入ってきました。
近くに山が見えるのもいいですね。
川も流れています・・・が、ちょっと人工的な川だったのがすこし残念です。
さらに行くと坂道の勾配がきつくなりだしました。
あたり一帯で歩いているのボクだけです。
みなさん、車かタクシーかバイクで移動されています。
少しずつ後悔の念が・・・(笑)。
そして、高級住宅感が一層充満しだします。
あっちこっちにビッグハウス!
そしてビッグハウスの壁!
そしてイタリアの高級車(あの跳ね馬のヤツね)が爆音を響かせながら走り去っていきます。
まさにセレブ地域。
ということは、目的地の「六甲の集合住宅」も近いことでしょう。
そう自分に言い聞かせながら、さらに坂道をのぼります。
ゼエゼエ言いながら、シャツは汗でビチョビチョ。
ふと顔を上げると、また坂道。
ふえ〜。
喉が渇いたんですが、コンビニはもとより、自動販売機もありません。
そして、ふと後ろを振り返ったら海が。
かなりのぼってきてます。
この段階で「六甲駅」から歩きだして約30分。
ふと「あれ、おかしい。ネットで調べたら、「六甲駅」から15分程度と書いてあったはず。いくらなんでも時間がかかりすぎではないか」と思いました。
すると、そこへ爽やかなイケメン高校生が歩いてきました。
この急勾配の坂道をスタスタと下り慣れている感じで、間違いなく地元の高校生でしょう。
彼へ「すみません。安藤忠雄が設計した六甲の集合住宅はどこにありますか」と聞きました。
今から考えると、(↑)この質問どうよ!と思います。
しかも、汗かきまくって息を切らしたオッサンが。
しかし、この時はもう冷静さを欠いていたんですよね。
でも、イケメン高校生は笑顔で答えてくれました。
さすが高級住宅街のご子息です。
上品に、そしてやさしく「道を間違えていますよ」ということを。
ひょえ〜。
下って、さらに別の道を行かないといけないそうです。
もう歩く元気ないがな。
こんなことなら、やはりタクシーに乗っておくべきだったと後悔しました。
でももうタクシーは走っていない。
自力で行くしかありません(そんなたいそうなことではないのですが)
しばらく道に腰掛け、休憩して再度目的地へ歩き出しました。
イケメン高校生に教えてもらった道を。
10分ほど坂道を下り、右に曲がってさらに数分。
ようやく目的地の「六甲の集合住宅」にたどり着くことができました。
すばらしい。
よくぞ、この急勾配の立地にマンションを建てようと思ったもんです。
感心します。
ビューティフルです!
あまり写真を撮ると管理人さんにお叱りを受けるそうなので、1枚だけパシッと(そらそうですわね。お住まいですもんね)。
帰りも頑張って歩いて「六甲駅」まで戻りました。
★★★
道を間違えたのがよくわかります(笑)。
本文にも書きましたが、コンビニや自動販売機がないので、事前に飲料水を用意していくべきでした。
そして、もう少し涼しいに時期に行くべきでしたね。
でも、ボクはこの行き当たりばったりの「ブラ旅」が大好きです。
知らない地域を歩いていると脳が活性化されていくのがよくわかります。
この時も体は疲れはてていましたが、とても気持ちよかったです。
これからも「ブラ旅」は続けていこうと思います。
ではでは。